油圧ジャッキのプランジャにより、直接かごを押し上げる構造の油圧エレベーター。
この方式は、間接式油圧エレベーターに比べて、構造が簡単で、昇降路の所要平面寸法も小さい。
また、ロープを使用しないため、非常止め装置も不要である。
しかし、油圧ジャッキのストロークは、少なくとも昇降工程と同じ長さが必要で、かつ、シリンダーを昇降路直下に埋設しなければならない煩わしさがある。
このため、設置台数は、我が国では間接式より遥かに少ない。
なお、パンタグラフ式のものも、直接式油圧エレベーターの一種と見なされている。
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